でにろんの食品スーパー日記

でにろんの食品スーパー日記

大卒で食品スーパー店員やってます。

絶対に失敗しないおいしいお米の選び方教えます

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どうも、でにろんです。

 

本日は「絶対に失敗しないお米の選び方」と言うことでお伝えしていきます。

 

働いている中で米について質問される事が良くあります。

  • どのお米がおいしいの?
  • 米の種類がいっぱいあってわからん!
  • この米とその米何が違うの?

 

粘りが強いとか、コシがあるとか、和食に合いますよとか一応説明しますが、正直言って好みなんですよね。

 

米の業界人に聞いても、「ある程度ブランドがある品種で炊きたてなら全部おいしいです、農家の人も違いがわからないんですよ。」との事でした。

 

さすがに、違いのわかる農家の人もいるとは思いますが、それだけ日本の米はうまいって事です。

 

いやいやいや、そんなのすべての商品に言えるだろと言う事で教えちゃいます!

 

目次

米にはランクがある

実は米には4段階のランクがあり、毎年穀物協会から格付けされているんです。

上から順に「特A」「A」「A'」「B」です。

 

Bランクのお米は基準値に達してないと言う事でほぼお店には出回らないですが、たまにA'のお米を置いてあるお店もあります。

まあ、炊きたてならA'でもおいしいのが日本のお米なんですけどね。

 

米売場でこのサイトをチェック

www.kokken.or.jp

 

このサイトに米のランク表がすべて記載されていて、私たちスーパー店員もこのサイトを見ながら接客してます。

 

例えば、

「間違いないのは過去三年連続特Aの「北海道ゆめぴりか」や「秋田のあきたこまち」です、お値段が安くなればランクも下がって来てしまいます。」 

 

こんな感じです、これを知れば9割の人が特Aの米を買ってくださりますね。

 

お店の特Aの米はほとんど食べてますが間違いないです、その中でも固めに仕上がるもの、艶があるもの等々ありますが、ほんの少しの差です。

 

あなたのお米何ランクでしたか?

 

ブレンド米に気をつけて

世の中には良い産地の米に劣化品の米を混ぜているブレンド米も出回っています、残念な事にパッケージから判断するのはスーパー店員でも無理です。

 

私の店では一切の取り扱いはありませんが、売っている所はまだまだあるそうです、許し難いですね、ブランド米に出会わないためにも以下のことを心がけてください。

  • 米だけは良いスーパーで買う。
  • 上のランク表を見て買う。
  • ドラッグストアにあるような激安品は買わない。

 

私も学生時代お金がなかったので10キロ1980円の米を買って食べていましたが、良いお米を知ってしまうと戻れないです、ましてや海外のお米なんて信じられないですね。

 

店員のひとこと

最後にオススメを書いて終わろうかと思いましたがあえて書きません、是非自分に合うお米を探して食べて見てください、どんなお米を食べて来たか、どんなお米が好きかは人それぞれです。

 

さっぱりしたお米が好きなのにゆめぴりかや、コシがあるお米が好きな人にななつぼしは合わないかもしれない、でも、食べてみれば意外な発見があるかもしれませんね。

 

まとめ

  • 米のランクをサイトで見てみよう。
  • 炊きたてなら全部うまい。
  • ブレンド米には気をつけて。
  • 良いお米は自分で探し食べてみること。

 

 

 

受験菓子にスーパー店員が物申す!

dot.asahi.com

 

どうも、でにろんです。

 

先程こんな記事を見つけ読んでいたんですが苦笑いしてしまいました。

 

この受験菓子、毎年毎年本部から送られてくるんですが非常に厳しい、記事によると受験生に負けないようにメーカーも知恵を振り絞ってるらしいんですが、店舗もどうしたら無くなるか知恵を振り絞ってるんですよね。

 

「これは物申さないといけない!」店員の血が騒いでしまったので、お付き合いくださいませ。

 

目次

 

①ダジャレ受けてない

 

 

堀江さんの言う通りで、商品名がすでに滑っている、、、。

  • キット勝っト
  • toppa(突破) 
  • 勝っぱえびせん

 

恐らく、開発担当が必死に考えて作ったんだと思いますが、中々のセンスしてますね!既に滑っています!

 

ちなみに、この商品を買っている8割以上が主婦世代、今年子供が受験だから買ってあげようとカゴにポンと入れている姿をよく目にします。

実は私も受験中母親からtoppaをもらって、少しだけ嬉しかったのを思い出しました。

 

②売り場がない

 記事中にも書いてあった様にクリスマス、お正月、バレンタインと巨大イベントの狭間に発売されるから、売り場がないんです。

 

私のお店でも、一週間くらい目立つ売り場に陳列し、バレンタインデー売り場に変えてしまいました。

 

受験菓子は売り場獲得をtoppaする事ができなかったみたいです。

 

、、、、。

 

③残ると大変

一番のネックがこれ、一応縁起物なので値段を下げるのをためらいます、どこのお店も最終的には値段を落としているんですが、値段を落とした菓子を受験生に上げても大丈夫なんでしょうか?笑

 

あげるのも嫌だし、貰うのも嫌ですよね、私の店でもキット勝ットを値下げして販売していますが、なんだかなぁ、、、。

 

実は受験菓子好きなんです

散々言っといて何なんですど、実は私受験菓子好きなんです、毎年毎年メーカーがどんな手で売り出しにくるのか楽しみにしています。

 

今年は、ダジャレではなくプレゼントでも上げれる様なメッセージパッケージが多かったです、例えばビスコや、カスピ海ヨーグルトもメッセージの記入欄がありましたね。

 

ダジャレだけじゃ売れないのはあながち間違っていなくて、メッセージボトルとか、大吉しかでないおみくじとか、そんな仕掛けが必要ですね。

 

私の中で一番好きなのが、グリコの「勝て勝てカフェオーレ」です。

 

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やかましいと言いながら、陳列してました。

 

まとめ

①ダジャレが受けてない。

②売り場が取れなくて困っている。

③値下げしたら縁起悪い。

 

最近のカップラーメンが迷走している3つの理由

どうも、でにろんです。

 

毎年1000種類もの新商品が出ると言われているカップラーメンですが、ヒット商品がこれでもかってくらい出てきません、最近ではメーカー各社も迷走してるなと強く感じます。

 

例えば、

  • カップヌードル抹茶シーフード
  • ペヤングチョコソース
  • 一平ちゃんショートケーキ味

などなど、新商品が売れないからヤケクソになってるとしか言いようがない。

 

仕方ないと言えば仕方ないんだけど、カップラーメンって昔からある定番品が強すぎて、新商品の入る余地がないんですよね。

  • 日清カップヌードル、どんべいシリーズ
  • マルちゃん赤いきつね、緑のたぬき
  • 明星一平ちゃん
  • エースコックスーパーカップ

とかは10年前くらいからお店の棚の常連です。

 

新ブランドが売れない

既存のカップヌードルやどんべいの味が変わるだけの新商品はそこそこ売れても、新ブランドは本当に売れないし、一発屋なんですよね。

 

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日清の和ラー

 

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日清のパスタスタイル

 

上の2つはメーカーの気合がかなり入ってて、広告もバンバン入ってましたね、私のお店も気合入れて大量注文して陳列したら、メチャクチャ売れました。

 

しかし今では、一週間で10個売れるか売れないかで、ピークの100分の1くらいまだ落ちてしまいました。

 

定番品が強すぎる

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カップヌードルしょうゆ

 

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どん兵衛 きつねうどん

 

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UFO 焼きそば

 

もうこの辺の大御所感ったらないですよね、カップヌードルしょうゆは日本一売れるカップラーメンなんですが、この商品だけシェア争いとかに関与してないんじゃないかってくらい、売れ続けていますね。

 

新ブランドが勝てない理由

  • 客の7割が男性 

日清の調査でカップラーメンを食べる人の7割は男性、男性は女性と違っていつも同じのが良いんです、経験があるはずです。

 

レストランの選び方は男女対照的で、男性は慣れ親しんだ居酒屋に行きたがりますが、女性はオシャレなお店を開拓したがりますよね。

 

それと同じで、新商品にそれほど興味がないのではと考えています。

 

  • 新商品は求められても定番品はいらない

カップラーメン自体がそういうカテゴリー、あくまでも小腹が空いた時に食べるモノなので、今ある定番品に満足しているんですよね。

 

飲料やお菓子はおいしい新商品が出たら、また飲みたいとリピーターができて、お問い合わせをもらったりしますが、カップラーメンでお問い合わせを受けたことがありません。

 

まとめ

  • 新ブランドが売れない。
  • 定番品が強すぎる。
  • 客の7割が男性なので、新商品にそれほど興味がない。
  • 興味を持ったとしても、現状の定番品に満足している。

 

最後に、スーパー定員がオススメしたいカップラーメンを一品

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チーズカレーヌードル

 

定番品ですいません(笑)、今まで数えきれないくらい新商品のカップラーメンを食べましたが、これが一番うまいです。

 

2月3日は節分の日 スーパー店員の食卓提案

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どうも、でにろんです。

 

2月3日は何の日か知ってますか?

答えは節分です、2月は世間ではバレンタインのイメージが強く、忘れかけている人も多いのではないでしょうか。

 

食品スーパーでも節分は一大イベントとして、しっかりと売り込みを行います。

 

今回は節分を忘れていた人、覚えているけど豆まきくらいしか思いつかない人も、節分を知っていただき、是非スーパーに来てくれる事を心からお待ちしてます!

 

目次

 

①節分って何?

2月4日は立春といい春が始まります、季節の変わり目は邪気に見舞われやすいという言い伝えから、前日の3日は魔除けをして備えようと言う事でできたのが節分です。

 

節分の歴史はとても古く1000年前の平安時代から行われています、詳しくは中国の行事である「追儺(鬼払い)」から派生したのが節分と言われています。

 

②節分は何するの?

  • 豆まき

誰もが知っている行事で、鬼よけのために炒った豆をまく行事でいろんなスタイルがあります。

 

  • 恵方巻き

恵方巻きとは、恵方(その年の良い方向)太巻き寿司を無言で食べる行事です。

スーパーでもできたての恵方巻きから、手作り提案として全型のり、桜でんぶ、かんぴょう、しいたけ等々売り出してますので、是非手作りに挑戦して見てください。

 

ミツカンの消費者調査で分かったんですが、年々手作りに挑戦する人が増えてるんですよ。

 

こちらが世間で有名な二大行事で、スーパーでも節分コーナー、恵方巻きコーナー共に特設コーナーを立ち上げている店舗が非常に多いです。

 

③スーパー店員の提案

しかし、恵方巻きと大豆だけじゃ夜ご飯は成り立ちませんよね、そこで自分のスーパーを参考に提案しちゃいます。

 

ズバリ、

・恵方巻き

・鬼よけ汁(豚汁に大豆を入れる)

・さんまの焼き魚(さんまの煙で鬼よけ)

・大豆とこんにゃくの煮物(こんにゃくで体内に溜まった砂を出す)

・ちらし寿司(太巻きを食べれない小さなお子様へ)

 

しっかりと1つ1つに理由はあるんですね。

 

和食じゃあ物足りないと言う方も、肉、魚、野菜売り場も便乗して安い価格で売り込みをするので、お得にお買い物ができます。

 

2月3日で売り切らないといけない商品も山程ありますので、運が良ければ夜に破格の値段でセールをやる事もあります。

 

まとめ

  • 節分は季節の変わり目に出やすい邪気を払う行事。
  • 豆まきと恵方巻きが二大行事。
  • 鬼よけ汁、さんま焼き、ちらし寿司も一緒に、
  • 2月3日は店全体で売り込みをするので、通常日よりかなり安い。
  • 夜に行けば破格で買えるかも?

 

 

小売業界で生き残る方法は?店の内部から物申す

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どうも、でにろんです。

 

現在小売業界は非常に厳しい状況です、少子高齢化、人口減少、リアル店舗からオンライン店舗へのシフト、低価格競争、店舗の飽和状態とあげたらキリがないです。

 

店員として毎日働いている中でも厳しい数字が続いています、価格競争に勝つのか、品質で勝つのか、利便性で勝つのか、頭を悩ませる日々ですね。

 

今回の記事は、妄想するのもいい加減にしろと言われてしまうような事を書いてしまうかもしれませんが、少しお付き合い下さい。

 

今後小売業で生き残っていくのはズバリIT化に成功するしか道はないでしょう、では、IT化とは具体的に何なのかを自論全開で解説していきます!

 

目次

 

①食品以外はすでにITに負けた

現在衣料品や住居関連品はアマゾンや楽天といったネット通販業界にお客さんが移って行っています、世界各地の商品をスマートフォンで1クリックするだけで手に入る今、リアル店舗の必要性がないのではと感じています。

 

イオン、イトーヨーカドーのような総合スーパーはお客様の細かいニーズに対応できずに、売上も毎年1割減っているような状況です。

 

特にネット画面のみで商品の価値がわかる住居関連品は、ネット通販でしか買わないよという方も少しずつ増えていっていますし、数年前までは届いたら実物と違うと有名だった衣料品も、今ではレビューやモデルの試着姿を見て購入ができます。

 

すでに、ネットでモデルに服を選んでもらう事業も増え始めており、今後VRで試着をしたりできる日も近いです。

 

私が働く食品スーパーは単価の低さ、生鮮品の取り扱いの厳しさもあってIT化が進まないカテゴリーではありましたが、少しずつネットスーパーも増え始め、朝に注文すれば、お昼ご飯に間に合うまでになっています。

 

 

②さよならリアル店舗

もう薄々気づいた方もいるかと思いますが、リアル店舗の必要性がなくなってきています、勿論リアル店舗ならでわの楽しみがある事は重々承知の上で話を進めていきます。

 

商品にもよりますが、モノは欲しいけど買いに行くのが面倒臭いという方、買いに行くのが楽しいという方の二通りがありますが、前者が増えていっています、統計をとっている訳ではないので言い切れませんが、消費の柱である女性の社会進出によって、時間がない主婦が増えてきています。

 

私のお店でも、ご来店したら欲しいものをカゴに投げ込み、急いで帰られる方が非常に多いです、つまり、時間をかけたくない方が増えていっているという事、買いに行く事が楽しいお客さんがいる以上なくなりはしませんが、オンライン店舗にお客さんは流れていくでしょう。

 

③ドローンで食材を届ける日も近い

 

食品以外のモノは完全にオンライン店舗に奪われていきます、残されたのは食品部門、ネックなのが単価と人件費、生鮮品の不安だがこれもいずれ解消されるだろう。

 

ここからは妄想全開だが、スマートフォンに向かって「今日はすきやき 安さ重視」とでも言えば、AIが勝手に最安値の具材を集めてドローンで宅配をしてくれ、家に帰ったら家庭ロボットができたてのすき焼きを準備してまっているような時代になるのではないだろうか。

 

極端に言えば、1クリックで世界の料理がご家庭で食べれる日が来るかもしれない。

 

まとめ

収拾がつかなくなりそうなのでここで終わりにしますが、現在求められているのは時間の短縮だ、利便性を追求したコンビニが業界で独り勝ちしているのが物語っている。

 

10年前は食品はおろか、衣料品や住居関連品をネットで買うのは怖いという時代だったことを考えれば、何があるかわかりません。

 

生き残りのカギはとにかくIT化!