でにろんの食品スーパー日記

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大卒で食品スーパー店員やってます。

キューピーマヨネーズ全10種類の違いをスーパー店員が解く

どうもでにろんです。

 

キューピーマヨネーズは日本のマヨネーズの約7割を占めており、どこのご家庭でも一度は使ったことがあるのではないでしょうか。

 

地域にもよりますが、私の働くスーパーではマヨネーズカテゴリーの8割はキューピーマヨネーズで、残り2割が味の素やケンコーマヨネーズです。

 

多くの人に選ばれているキューピーマヨネーズの種類は意外に少なく、全部で10種類しかありません、しかも、10種類中2種類で約9割の売上を占めているので、実質2種類で日本のマヨネーズ業界を引っ張っています。

 

本日は10種類のマヨネーズの違いがわからないという方のために、違いをみていきましょう。

 

目次

マヨネーズは何からできているの?

マヨネーズの中身は、

植物油が約70%、その他の約30%が卵黄・お酢・調味料(アミノ酸)・香辛料(からし)です。

 

「マヨネーズって70%も油なんだ!」とビックリしますよね。

 

しかも、

マヨネーズは黄身白身を使って作るのが一般的なのに対し、キューピーマヨネーズは卵黄で作っているので、色も黄色が強くとっても濃厚なんです。

 

 マヨネーズ全10種類

①キューピーマヨネーズ

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容量:

1kg.750g.450g.350g.200g.130g.50g.6g×20スティック

カロリー:大さじ1(15g)=100Kcal

 

王道の中の王道マヨネーズ、世界一愛され売れているマヨネーズで、1番人気の450gに卵黄が4個も入っています。

 

国内だけでなく世界各地で愛されており、宇宙食にも使われているんですよ。

 

②キューピーマヨネーズ瓶

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容量:250g

カロリー:大さじ1(15g)=100Kcal

 

①マヨネーズと中身は同じです、コカコーラを瓶で飲むとおいしく感じるのと一緒で、少しだけ高級感がありすよね。

 

使い勝手はスプーンでいちいち救わないといけないため非常に悪いです、店頭でもまず見かけません。

 

③からしマヨネーズ

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容量:200g

カロリー:大さじ1(15g)=105Kcal

 

原材料のからしを多くしピリッとした味わいが特徴的です、ホットドッグや焼きそばにかけて食べるのがオススメです。

 

④アマニ油マヨネーズ

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容量:200g

カロリー:大さじ1(15g)=110Kcal

 

機能性表示食品

流行りのアマニ油を使用したマヨネーズで、血圧が高い人に効果があるとされているa-リノレン酸が含まれています。

 

これあまり売れてません、アマニ油ブームが落ち着いてきた今、通常のマヨネーズよりカロリーが高い時点で、血圧の高い人にオススメはできません。

 

⑤ 卵を味わうマヨネーズ

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容量:250g

カロリー:大さじ1(15g)=100Kcal

 

このマヨネーズなんと1250円!!!高!

 

卵黄も通常の1.5倍も入っています。

 

このマヨネーズ3つのこだわりがあります、

①パティシエ考案の卵「エグロイヤル」使用

②「芳醇ぶどう酢」と「なたね油」使用

③マヨネーズになっても一定期間寝かせる

 

味はTHE濃厚で、ケーキ作りにも使用されるエグロイヤルが生み出すコクは一級品です。

 

⑥キューピーハーフ

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容量:400g.300g.210g

カロリー:大さじ1(15g)=49Kcal

 

キューピーマヨネーズの中でも2番目に売れていて、年々ハーフへシフトするお客さんが増えています。

 

どうやってカロリーを半分にしたかと言うと、油の量もそのまま半分にしているんです。

 

実はこの商品からはマヨネーズとは呼べないんです、商品名も「キューピーハーフ」とマヨネーズという文字が入ってませんよね。

 

商品名にマヨネーズと名付けるにはJAS規格で厳しく決められています。

 

半固体状ドレッシングのうち、卵黄又は全卵を使用し、かつ、必須原材料、卵黄、卵白、たん白加水分解物、食塩、砂糖類、はちみつ、香辛料、調味料(アミノ酸等)及び香辛料抽出物以外の原材料を使用していないものであつて、原材料に占める食用植物油脂の重量の割合が65%以上のものをいう。

引用元ドレッシングの日本農林規格:農林水産省

 

ハーフは油が少なくなり65%に満たなくなったので、マヨネーズではなくなってしまいました。

 

⑦キューピーライト

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容量:310g

カロリー:大さじ1(15g)=24Kcal

 

カロリーが4分の1はさすがにすごいですよね、ここできになるのが味や食感の低下です。

 

問題ありません

 

キューピーの技術本当にすごいなーと、さすがにノーマルマヨネーズと比べると味が落ちるものの、キューピーならではのコクと食感は損なわれていません。

 

秘密は2つ

①新技術で混ぜることにより、卵黄がより細かく分離され、卵黄の表面積が広がりまろやかに。

②増粘多糖類(添加物)を使用してとろみを出している。

 

ハーフ、ライトに進むにつれて添加物の量が多くなっています、カロリーを取るか添加物を取るかは悩ましいですね。

 

⑧ゼロ ノンコレステロール

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容量:300g、210g

カロリー:大さじ1(15g)=50Kcal

 

こちらのマヨネーズスーパークリティカル製法といって、卵からコレステロールだけを取り除いています。

 

この商品も増粘多糖類が使用されていますね。

 

⑨ディフェ

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容量:210g

カロリー:大さじ1(15g)=48Kcal

 

特定保険食品

特保のマヨネーズで、コレステロールの吸収を防ぐと言われている植物性ステロールを配合しています。

 

発売当初は特保ブームで人気絶大だったが、今では下火です。

 

⑩エッグケア(卵不使用)

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容量:205g

カロリー:大さじ1(15g)=93Kcal

 

最後に紹介するのは、まさかの卵不使用マヨネーズで、主に卵アレルギーの方に食べられています。

 

卵の代わりに粉末状植物性たん白を使用して作られています。

 

まとめ

  • 10種類のキューピーマヨネーズを紹介しましたが、マヨネーズと呼べるものは半分の5種類。
  • キューピーハーフ、キューピーライトとカロリー削減をすることはできるが、代わりに添加物が使用されている。
  • キューピーマヨネーズ、キューピーハーフで売上の8割以上を占める。

 

どうでしたか?意外にマヨネーズってシンプルな調味料なんだなと思ったのではないでしょうか。

 

スーパー店員としては、キューピーハーフやキューピーライトを使用するなら、ノーマルマヨネーズの使用量を少なくした方が健康に良いです。

 

マヨネーズは大さじ1杯で100Kcalもするので、ご使用は控えめにして、マヨネーズライフを楽しんで下さい。