でにろんの食品スーパー日記

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大卒で食品スーパー店員やってます。

総合スーパーは時代遅れ? どうするユニー イオン ヨーカ堂

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どうも、でにろんです。

 

最近ファミリーマートと合併したユニー、総合スーパーの赤字拡大を食い止められないイオン、セブンイレブンからお荷物扱いされるヨーカ堂と、総合スーパーの暗いニュースが続いています。

実際、現状はかなり厳しく、世間では総合スーパーは時代遅れとまで言われています。

 

本日は詳しい数字や細かい経営方針といった難しい解説はぬきにして、何故総合スーパーが時代遅れと言われているのかを、誰でもわかるように教えられたらなと思っています!

 

目次

  

お客さんの求めるモノが多様化

 

総合スーパーとは、人の暮らしに必要な3大要素(衣料品、住居関連品、食品)を一つのお店で揃える事ができるようにと作られたスーパーです。

 

でも、最近ではお客様は一つのお店で揃えるのではなく、もっとオシャレなモノ、品質が良いモノ、変わったモノを求め専門店や通販で買うようになってしましました。

 

例えば、中高生でもブランドにこだわるようになったり、主婦の間でもベッドやキッチン用品はニトリの方が品揃えあるしなと専門店に行ってしまいます。

 

恐らくあなたも服やベッドを総合スーパーで買わないのではないでしょうか?

 

モノよりコト消費に変わった

 

じゃあお客さんのニーズの多様化に合わせて、総合スーパーでも多種多様なモノを売ればいいのでは?と思うかもしれませんが、私は例え総合スーパーで多種多様なモノを売ったとしても厳しいと思っています。

 

何故なら今日本ではどこで買った、どこのブランドか、話題の商品か?

といった「コト=付加価値」を重視するようになったからです。

 

私も服にこだわりがあるのでわかりますが、デザインが良いのは大前提として、モデルが愛用しているとか、どのブランドなのかを重視して買っています。

 

置いておけば売れた時代の終焉

 

上司は口を揃えて、「昔は売り場に置いておけば飛ぶように売れた」と言います。

 

20〜30年前まではニトリ、アパレルショップ、電気屋、スーパーの種類が今より多くなく、商店街中心の商売をしていました。

 

その時代の総合スーパーといえば小売業界の王様で、総合スーパーに行けばなんでも手に入るくらいの感覚だったそうです。今ではひん死状態のダイエーも、小売業界で初めて売上1兆円を達成しましたよね。

 

総合スーパーの服やインテリアなんでダサいと決めつけている方も大勢いますが、決めつけている方は一度イオンの直営店に立ち寄ってみてください。

 

オシャレで品質もよく安いです、品質はその辺のアパレルショップに圧勝ですね。良いモノを置いておけば売れる時代は終わってしまいました。

 

規模の大きさゆえに変われない

 

規模の大きさゆえに改革への融通がきかないんです、今一番の問題でもあるように総合スーパーの衣料品や住居関連品事業はお荷物そのもの。

 

とっとと辞めれば良いのにと思いますが、辞めれない理由がしっかりあるんです。

 

それは、部署を無くした時点で、衣料品や住居関連品に従事している従業員が職をなくします、総合スーパーともあれば何千人規模の従業員のやる気低下や、人余りが起きてしまうんですね

 

まとめ

お客様のニーズが多様化しコト消費にシフトしている今だからこそ、変化していかなければなりません、多種多様なニーズに対応していくのは消耗戦になってしまうので、ここで買いたいと思わせるような仕掛けづくりをしていくべきでしょう。

 

そして、今後小売業界を勝ち抜いて行くには変化が必要、厳しい決断をすることになるのは間違いありませんが、勝ち残っていく方法が他にないので仕方ないでしょう。